ホンキー・トンキー・ダイアリー

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【卒業間近の】NMB48 加藤夕夏の写真集お渡し会に行ってきた【うーか】

 

「そこの君!うかうかしとったら、うーかにうっかりハート奪われんで!」

 

 

NMB48所属のアイドル、うーかこと、加藤夕夏のキャッチフレーズ。

 

 

加藤夕夏1st写真集とグランフロント大阪

 

うーかは5月上旬のライブにて卒業発表をした。

 

7月15日に卒業コンサート

8月1日に卒業公演が控えている。

なんなら卒業後に舞台が2本も決まっているらしい。

 

 

と、うーかについて書こうとしたのだが、

正直俺はうーかのことをあまりわかっていない。

 

俺自身はNMB48のヲタクでもない。

ずっと大阪府民なので目にする機会は、

全国平均よりは多いかなあ、という程度。

 

 

それなのになんでこんな記事を書こうとしてるのかというと、

妻が生粋のNMBヲタクでうーか推しだから。

 

はじめて食事に行った際、

会話のスキマにNMBの麻雀ゲームをプレイし、

プレイ外の会話内容も8割方がNMBについてで気圧された。

うーかと誕生日が一緒だと教えてくれた。(個人情報)

 

俺自身、元々女性アイドルの楽曲やPVを視聴はするので、

彼女がNMBヲタクであることにそこまで抵抗はなかった。

 

付き合ってからというもの、

休日はお酒を飲みながらライブDVDを観たり、

彼女が行ったライブの配信を観たり、

Spotifyでプレイリストを作って、家事しながら流したり。

彼女と付き合っていく上で欠かせない要素になっていた。

 

 

1年経ってメンバーや曲がある程度わかるようになったら、

彼女から「劇場公演に連れて行きたい」と言われた。

「さすがに俺みたいな素人がいって楽しめるやろか」

「大丈夫!もし最前だったら汗とかとんでくるよ!ふふふ」

という彼女のキモいセールストークに絆されつつ、千日前の劇場へ。

 

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48pedia.org

 

 

いわゆる「KOILOVE公演」「きゅんmart」と呼ばれている公演。

これが俺のはじめての生NMB

本当に行ってよかったと思う。

キモセールスしてくれてありがとう。

 

当日は最前列の端の席。

スピーカーからの大きな伴奏と、

舞台上の照明、サイリウムの光。

画像や印刷物として見ていたアイドルが

本当に汗や香りが届きそうな距離感で

歌って踊っていた。まさに非日常。

 

美人。かわいい。顔ちっちゃい。

サラサラと舞う髪や皮膚の揺れ、

衣装の素材や襞、彼女たちの目線や指先。

そのすべてがこちらに向けられたときの高揚感。

(”レスをもらう”という状況。ヲタクはうちわとかで催促してる)

 

普段目の当たりにすることのない、

その圧倒的なパフォーマンス、迫力に感動すら覚えた。

 

大喜利つよつよ女性タレントの渋谷凪咲ちゃんも

出演している公演だったが、

観に行った日は欠席しており、

眞鍋杏樹ちゃんがまたぎ出演していた。

 

もちろんうーかもいたので、

横にいる彼女はうかれっぱなしだった。

彼女が心底うれしそうでよかった。

 

 

その後もなんばのグッズ販売やパネル展に同行したり、

ライブ配信YouTube、DVDを一緒に観たりした。(めっちゃ観た)

 

うーかがヨガインストラクターの資格があるようで、

ヨガやストレッチの動画をYouTubeに多数あげているので、

仕事終わりに一緒にやったり。

 

 

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寝る前はこれがとても良かった。

 

 

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カップルでやるならこれとかも良き。

 

そんなこんなで日々楽しくヲタクをする中で、

彼女がよく口にしていた言葉がある。

 

 

「うーかが卒業したら私もヲタクを卒業する」

 

当然推す対象がいなくなったら終わり、という意味だと思う。

あと、「もういいかな」って意味合いもあったのかなあと。

仕事のことや、婚約・入籍などライフスタイルが変わりゆくする中、

ヲタ活し続けることが前と違うものになってしまったのかもしれない。

 

 

で、今年の5月にその日は突然やってきた。

気にかけてたヲタクからしたら突然ではないのかもしれないが。

 

卒業発表があった日から妻は毎晩泣いていた。

昨日まで活力の源だった推しの卒業で。

妻に対しては「サポートするから悔いのないよう推そうね」と伝えた。

 

しばらくして妻から

「写真集お渡し会と卒業コンサートと卒業公演についてきてほしい」

と、きゅんmartのときのようにお願いされた。

 

卒業コンサートと卒業公演については、

以前よりもしもで卒業宣言があったら~と話していたので、

やぶさかではなかった。

 

ただ非ヲタクからすると、写真集お渡し会のハードルは高い。

冒頭に述べた通り、何かを伝えられるほど、

俺はうーかのことをあまりわかっていない。

無言でうーかにしゃべらせるのも申し訳ないし、

何も言わないのはもったいない気がした。

 

 

とはいえ俺は何も思いつかないまま、

妻と梅田のグランフロント大阪にある書店に来た。

「これがうーかと話す最後の場」

妻は緊張した様子でそう呟いた。

 

書店に入ると緑のシャツを着た人や

写真集をたくさん抱えている人の姿がちらほら。

買えば買うほど写真集をうーかから受け取りながら話せる。

書店を奥にすすむと、

パネルやベルトのパーテーションでつくられた

お渡し会特設会場があった。

 

妻と俺で1冊ずつ買ってあったので、

列に妻→俺の順に並び、手渡しされるのを待つ。

列が近づくにつれ、スピーカー越しに聞いていた

うーかの話す声が聞こえてくる。

 

そうしている内に妻の番が来た。

周りには書店のスタッフ、うーか側のスタッフと

思しき人たちが数人立っていた。

緊張しながらもしっかり写真集のことなどを話していた。

話が盛り上がっていたからか、

いつもであればスタッフに「終了です」とストップをかけられるが、

体感は倍以上話せたので神現場と言っていた。

最後に「旦那さん連れてきました!」と

俺にバトンを繋ぎその場を去っていった。

 

 

そして俺が押し出されるようにうーかの目の前に立つ。

「あ~旦那さん!」と迎えながら写真集を渡してくれた。

なぜか「いつもお世話になってます!」と言われた。

 

「写真集発売おめでとうございます」

「ありがとうございます!結婚おめでとうございます」

「あ、ありがとうございます」

 

太陽のような笑顔に思わず目が眩む。

(かわいいッ、これがアイドルのお渡し会ッ!!!)

 

「妻が本当に応援しながら心の支えにしてきたんで、

本当にありがとうございます。これからも一緒に応援してます!」

まっすぐすぎる視線で、うんうんと聞いてくれた。

 

そんなもん知ったこっちゃない、と思われても仕方のない内容だが、

うーかはちゃんと聞いてくれていると感じた。

俺は感謝を告げて、その場を去った。

 

書店から出てグランフロントの外にある

広場の一角に腰かけて、感想を言い合った。

「推しに旦那を紹介する」という一風変わった夢が叶った、

と喜びながらも少し寂しそうだった。

『愛ラブ豚まん』を口ずさみ、大阪駅の551で豚まんを買って帰った。

 

 

翌週、妻はなんばで行われた写真集お渡し会にも参加していた。

話し足りないと感じたので会いに行くことにしたらしい。

正直そんな気はしていた。

俺が仕事から帰宅すると、妻の目は腫れあがっていた。

 

なんばの会場でお渡し会の列に並び、

9日ぶりにうーかの前に立った妻は

自分でもひくぐらい号泣してしまったらしい。

 

「この間は旦那さんに神対応ありがとう……」と

妻が感謝を告げると、

 

「旦那さんから言われたけど、私も支えてくれてありがとうって思ってるよ。泣かないで!」

 

うーかから逆に感謝された。

 

知ったこっちゃないはずの内容がちゃんと伝わっていて

覚えていて、感謝のことばになってかえってきた。

 

妻がヲタとして認知されるためにしてきたこともあるのだろうが、

ちゃんと伝わっていたことが、ただただうれしかった。

それを聞いた俺も思わず涙ぐんでしまった。

 

うーかにうっかりハート奪われんで!と

11年言い続けてきたのは伊達じゃない。

ヲタクっていいかもなって実感した。

 

そこの君、推しは推せるときに推さなあかんで~!